高岡 ラップ貼付について その1

2022年2月23日 13時41分53秒 (Wed)

 前回は「第1組立・第2組立車両のラップライン投入」でした。今回は「ラップ(塗面保護フィルム)貼付作業」を紹介します。
 《ラップフィルム(一般的名称は『塗面保護フィルム』)》は、完成車の塗装面を、輸送時や保管時のほこり・飛び石・酸性雨・鳥のフンをはじめとする異物などから、守る役割を担っています。色は白で、薄いビニール状。食品ラップのように芯に巻き付けられており、作業現場では作業者の頭上にある治具に収められています。裏面は接着剤が塗られており、剥がれない仕組みです。

 積載車に積まれている車両が海外向けであれば100%貼付されていますし、貿易収支に関するニュース映像で、輸送船に積込まれる車両の映像をよく見ると思いますが、これらの車両は全て貼付されているので、目にする絶好の機会です。
 ライン上を進んできた車両は、工場のシャワーテストのや雨水等の水滴がボディに付着しているので、備え付けのエアブローをくぐると同時に水滴を吹き飛ばします。それでも水分が残るので、作業者がタオルを使い拭きあげます。

 最初の貼付はトランクです。進行方向右側作業者(A)がラップが収められている治具を左側作業者(B)に送り出します。(B)はラップの端を両手でつまみます。両手位置は紐の目印位置に留めておきます。(A)はそれを確認し、治具を引っ張り戻します。治具は所定の位置で止まるので、自ずと引き出されるラップ長が決まります。

 (A)は治具横のボタンを押しラップを切るカッターを作動させ、長細い長方形のラップ1枚が完成させます。

 (A)(B)はライン上の車両のトランクに、左右のバランスよく息を合わせてシワが入らないよう乗せます。作業者はそれぞれ〈スキジー〉と呼んでいるハケ(ダンプラの芯に布を巻き付けた道具)と樹脂ベラ(樹脂を切りだして刃を付けたナイフ形状の道具)を持っています。

 乗せたラップを空気が入らないようにセンターからサイドに向かいスキジーで貼り付けるように押さえます。テールライトの上からサイドにかけて、余っているラップを樹脂ベラでカットします。さらにリアガラスにかかる部分を、トランク形状に合わせてカットします。最後にトランクの左右も形状に合わせてカットします。カットした部分を指で押さえ、気泡が残っているときはもう一押さえして気泡を取り除き、作業終了です。
 次回はルーフの貼付をご紹介します。

会社概要

プロフィール画像
会社名/代表者
株式会社朝日サービス
代表取締役 種村和哉
会社設立年月日
1969年6月27日
資本金
1,000万円
従業員数
総数:122名(2026年8月1日現在)
正社員:85名
契約社員:37名
男性:94名
女性:28名
【部品業務部】
正社員 男性48名 女性7名
 契約 男性3名 女性11名
【新車移動部】
正社員 男性17名 女性3名
 契約 男性15名 女性5名
【ラップ貼付部】
正社員 男性6名 女性1名
契約 男性3名 女性0名
【本社】
正社員 男性2名 女性1名
取引銀行
豊田信用金庫 堤支店
愛知銀行 豊田南支店
主な取引先
トヨタ輸送株式会社